人前で話すことが多く
私もかなり苦手な方では有りましたが、
回数を重ねる度にそれなりに
出来るようになったと思います。
そんな私のプレゼンを見て
プレゼンのやり方を聞きたい。
という声をもらいましたので
経験を踏まえて
やってはいけないことをまとめてみます。
対顧客向けに行うプレゼンというよりは、
1対多で行うTEDのようなプレゼンを
思い描いて下さい。
1.声が小さい
声が聞こえなければそのプレゼンは
ないも同然です。
資料だけを見れば良い
無言のプレゼンなら話は別ですが。
その人が緊張していようが
プレゼンに慣れていなかろうが
聴衆からしたらどうでもいい事です。
前に立ってプレゼンする以上
覚悟を持って大きな声を出しましょう。
プレゼンしない事より
プレゼンしてるのに声が小さい事のほうが
プレゼン的には罪です。
聴衆はドン引きです。
前にたったら
まずは大きな声を出しましょう。
マイクがあれば大丈夫
だなんて思わないほうがいいです。
一番後ろの席に自声で届く。
そんなイメージで話して下さい。
2.プレゼン資料の字が小さい
これ、私もよくやりました。が、
すぐにダメなことに気づいて
「高橋式」というプレゼン方法を
使っています。
※高橋って僕のことじゃないです。
そういう方が居るんです。
声と同様、
小さな文字なら無い方がいいです。
書くなら大きな文字を書きましょう。
まず、読めない。
てか、読まない。が正しい。
この間自分がプレゼンを
聞く側になって注意深く自分の
態度というか心構えを観察したのですが、
プレゼンを受ける側というのは
とにかく受け身。
「俺を楽しませろよ」
バリに受け身です。
なので、一枚の資料に多くの文字が
書いてあっても、
「で、何が言いたいの?
そんな多くの文字読まないよ。」
と思っています。
気をつけて下さい。
3.1プレゼン1メッセージになってない
全体として言いたいことを一つにする
それを結論として持っておく
たとえ資料が使えなくなっても話せるぐらい
結論がひとつにまとまっている状態
たとえプレゼン時間が10秒だけでも
プレゼン出来る状態
これが一番よいプレゼンです。
1プレゼン1メッセージ
これは資料1枚1枚にも言えることです。
1枚の資料には1メッセージだけ書く。
それ以外は書かない、それ以外は話さない
とにかく聴衆は
出来るだけエネルギーを使いたがりません
1枚の資料から
1メッセージを読み取るのがやっとです。
それ以上聴衆は読まないと思って下さい。
そんなもんです。
ちなみに
「文字を読む」という行いも
「ただ聞く」という行いより
エネルギーを使います。
聴衆はただただエネルギーを
使わずに受け身です。
4.その場の空気に合わせない
資料を用意したからといって
それが上手く伝わるとは限りません。
一生懸命練習したからといって
それが上手く行くとは限りません。
プレゼンはコミュニケーションです。
舞台の上に立って
資料を用意して
大きな声出して
結論だけ話せば済むわけではありません。
いかに準備したものでも
その場にいる人達に伝わらなければ意味が無い
コミュニケーションで大事なのは
相手に合わせることです。
言い方や『間』はその場に合わせましょう。
合わせられるほど余裕が無い。
と多くの人がいいそうですが、、、
うーぬ。たしかにそこは難しいな。
まあ、頭に置いといて下さい。
プレゼンはコミュニケーション。
その場に合わせてなんぼ。と。
5.プレゼン内容に情熱がない
何度も何度も人前で
プレゼンしてきたので
気づいたのですが。
手応えを感じるプレゼンと
そうじゃないプレゼンには
私の中で大きな違いが有りました。
それは、
『そもそも話すメッセージに
情熱があるかないか』
です。
どういうことかというと
僕の場合、メッセージがなくても
プレゼンしなければいけない事があります。
とにかく前で何か話せという時です。
こういう時に上手くいかないプレゼンは
よく起こります。
本来プレゼンは
言いたいことが有る→プレゼンをする
という流れが自然です。
ところが
プレゼンが有る→言うことを用意する
という流れが生じます。
この時、やってしまうのは
プレゼンのメッセージに情熱がないまま
プレゼンを行うことです。
何度もやってしまったことがあります。
大抵そういう場合はうまく行きません。
では、どうすればいいかというと、
そのプレゼンのテーマに対して
『どうしても言いたいこと』
『前から言いたかったこと』
『もしそれについて後輩から聞かれたら
伝えてあげたいこと』
という視点で自分の奥の方に眠っている
情熱を探ります。
一言でいいんです。
何とかして一言だけ絞り出して下さい。
なりふり構わず
自分なりにそのことについて言いたいことを
ほじくり返して下さい。
それで出てきたメッセージには
『情熱』が入っている、
はずです。
毎回、プレゼンをするテーマについて
自分なりに言いたいことを探りましょう。
自分の中で何が言いたいかを自問自答すれば
出てくるはずです。
出てこなかったらすいません。
以上です。
うーぬ。まとめたけど難しいな。
最後にまとめます。
●プレゼンは大きな声、大きな字で行う
●プレゼンは情熱が入った一つの結論をもって行う。