以前の記事
Re:「命令型のリーダーに、人はついて来ない」。天才指揮者に学ぶ、素晴らしいリーダーの条件
が尋常じゃなくバズりまして、
調子に乗って
超一流は、結果が出なくても「頑張らない」
ACミラン本田圭佑が逆境に慌てない理由
という記事を読んでウケウリコラムを書いてみたいと思います。
こちらの記事を読むと、超一流選手は4つの事をしているのではないかと個人的に思いましたのでまとめてみます。
時間がない方のために先に結論とまとめを書きますと、
以下の様になります。
【超一流選手は物事の本質を理解している】
- 超一流選手は行動を起こす前に前提が一般選手と違う
- 超一流選手は青い鳥がいないことを理解している
- 超一流選手は成果がどのようにして生まれるかを理解している
- 超一流選手は長期的にモノを見ている
1.超一流選手は行動を起こす前に前提が一般選手と違う
超一流になれる選手は違います。
彼らは絶対に「今はダメだ」「自分が間違っている」とは考えません。なぜなら「もっと努力しなければダメだ」は、これまでの自分を否定することになるからです。彼らは、結果に振り回されて、ペースを乱すよりも、継続することを大切にしているのです。
とても大切なことを言っている気がします。
超一流選手は多くの人と前提が違うのです。考え方の前提が。
これを僕は『あるもの始まり』、『ないもの始まり』と言っています。
『ないもの始まり』とは、
今は『ない』から努力する。
自分には今は価値が『ない』としている始まり方ですね。
なので色々と努力するわけです。
ただ、それは『ない』を前提としているので、
ないところに積み上げてることになります。
積み上げても積み上げても前提が『ない』なので、
いつまでたっても積み上がりません。
多くの人がやっている行為はこれだと思っています。
なにをするか。の前に
自分は今どうか。がすでに違います。
努力の前からずれてます。
『あるもの始まり』とは、
今すでに『ある』から始まります。
『ある』ものに対して積み上げていく。
どんどん積み上がります。
常に今は『ある』という状態から始めています。
なので仮に成果が出なくても何も気になりません。
なにせ、『ある』ことに変わりはないからです。
なのでペースが乱れません。
超一流選手だから出来るんだ。そんなの前提が違う。
なんて言いそうですが、違います。
前提が違うから超一流選手になれるんです。
超一流選手はたぶんそこを理解しているんだと思います。
2.超一流選手は青い鳥がいないことを理解している
ミランで見てきた超一流たちの思考は、とてもシンプルです。
「焦らず。毎日コツコツ」
世の中の風潮としては、短期的に成果が手に入るノウハウやら法則を求めます。
私もそうでしたが、分かりやすいのが、
本屋さんに行ってなんとなくそれっぽい自己啓発本を探して買うわけです。
『◯個の成功法則』やら『成功者がやっているたった◯つの習慣』やらです。
毎月毎月勉強をしてます。と言いながら同じような行動で同じような本を探して買うわけです。
手っ取り早く手に入りそうな成功法則がないかと探して読むわけです。
世に言う成功者。今回で言うと超一流選手は、
絶対何かどこかで裏ワザ使っているんだろう。
ドラえもんか四次元ポケットを見つけたんだろ?と。
思っています。
はっきり言います。
「んなわけねーだろ!」
早くそういった自己啓発本から手をあらうべきです。
まあ、この記事もそういう部分を匂わせちゃってますが。
(お前もそれを利用しとるやないか!)
人生は長期戦です。青い鳥を追い求めるんはやめましょう。
ただ。なんでもいいからコツコツやればいいと言うつもりはありません。
いつも言いますが、鳥が海を泳ぐ努力をコツコツしてる場合じゃないです。
まずは飛べてしまうという成果を速攻で手にして、
その後もっとどのように飛べるのかをコツコツとやるべきです。
3.超一流選手は成果がどのようにして生まれるかを理解している
「不振に陥ったときには、何倍もの練習でそこから脱出できるはずだ」という考えは、とても偏った考えかもしれません。ミランの選手たちは不振に陥ると、むしろひと息ついて、何が問題であったかを考えます。そして、今までやってきた行動に対しての改良を「少しだけ」加えます。だから、外から見たら、悠長に見えます。
不振ならもっと一気に何かを変えないのか。焦らないのか。と思ってしまいますが。
おそらく彼らは、そもそも成果とは何かを理解しているように思います。
成果とは自分の内側と外の世界とのマッチングによって生まれます。
内側でどれだけ何を考えたり努力しても
外の世界と上手くマッチングしなければ成果は生まれません。
どれだけ片想いが強くてもその人が好きになってくれるかどうか、
付き合えるかどうかは別です。
成果を得る為には内側だけの努力ではなく、
外に合わせるマッチングが大事になってきます。
超一流選手はそれを理解しているように思います。
それが分かっているので、
成果が出ない時に内側だけに目を向けることがなくなります。
まず外側はどうなっているのか。
そして、今の内側はどうなっているのか。
最後に、外側に合わせて内側を微調整します。
結果が出ないで不振だからといって、
すぐに内側だけに目を向けて努力しても成果は出ません。
車のギアを合わせることが重要で、アクセルを踏めばいいわけではありません。
4.超一流選手は長期的にモノを見ている
そんなときも、現場で本田選手を見ている筆者には、本田選手が結果が出ても出なくても、自分がすべき課題を見つけ、コツコツとやっているように見えました。しかも、本来の調子を取り戻し、レギュラーポジションに定着しても、その「コツコツ」ぶりには、変わりはありませんでした。
大股で1歩進むと、次の2歩目は苦しくなります。
「ギャンブラーに金持ちはいない」
これまで読んでいただければ分かるように
彼らはとにかく長期的な視野を持って事にあたります。
だから周りから見れば安定しているように見えます。
そして、長期的にコツコツと積み上げるので大きな成果が出ます。
世界一の投資家ウォーレン・バフェットも長期株式投資がメインです。
長期でコツコツやるので、最初は分かりにくく、
変化が出た時に初めて周りは気づき、『復活』やら『天才』と表現します。
見てる時間軸が違うのです。
我々の人生は長期戦です。
短期戦に目が行き過ぎて、積み上がらないものに時間をさく人が多いように思います。
以上ですが、最後におまけです。
大きなお世話ですが下記を実行してみるといいかもしれません。
- まず現時点で自分には『ある』という前提で初める
- 今必死にやっていること『特にこれはなければダメだ。』と思っていることを止める
※なぜならすでに『ある』から - それが出来てからすでに『ある』ものを元にして長期的に積み上げる
- 自己啓発本とかノウハウ本とかそういう情報は取り入れない
- あ、でも、このブログは読む。
ども