朝から下記2つの記事を読んで、
面白いようなに共通する点があったので、
3つの重要な点をまとめてみました。
1.リーダーは大志を抱き実現させると決めてから動く
私は、浪人生の世界で負けたから、現役生の世界で立て直そうと考えた。今度は「下」からではなく「上」から入ろう。現役で難関大学を目指す予備校へと変えていきました。
約5年前に開業した時に、私はスタッフ全員がマネジメントの思考とリーダーシップを持つクリニックにすることを目指しました。
どちらの記事を読んでも、大きな何かをする前に必ずその組織における理想的な状態への決断があることが伺えます。
その決断する理想的状態は、もちろんできるだけ組織全体が求めるよりよいものであると望ましいですが、
例えば東進さんの決断は働く人にとってはこれまでのやり方を180度変えることになりかねないので
必ずしも組織の意向に偏った決断とは思えません。
リーダーは組織の現状と外の世界と少し未来の全体をとらえた上で
大志を決める必要がありそうです。
にしてもやはり最初に理想への決断がありますね。
2.リーダーは大志を実現する基本方針がある
経営のやり方も、私によるトップダウン型から全員参加型の会社へと改めました。
メンバーの心を動かす最大の武器は、すかさず、率直に、具体的に「ほめる」です。小さな成功体験を積み重ねた部下が、自信を持ち、しっかりと自分の目標を持つようになれば、勝負は簡単です。自分より優れたヤツをうまく乗せて使う。
自分のやるべきことを判断し、それをきちんと人に説明し、お互いに尊重し協力しながら、責任をもって実行する。それがリーダーシップのコアだと考え、スタッフ一人ひとりがその一翼を担うような組織づくりを目指して来ました。
リーダーは大志を抱くのと同時に、何をすべきかを決めています。
それは具体的に組織が行う行動か行動を変化させる基本方針のようなものです。
ビジョンだけ掲げているだけではダメなようです。
基本方針がどのようなものかそれを同時に決めるべきだと思います。
これは僕の経験ですが、ビジョンを抱けるほど深く知識と考えを巡らせた後であれば
基本方針は自ずと出てきます。
この基本方針が出てこないのであればまだ大志を公に言わないほうがいいと思います。
組織が混乱します。
3.リーダーは新しい知識より新しい価値観を取り入れろ
「知」も学校の成績だけではありません。100点満点のうち50点は、入試などに対応する習う部分。いわば「受信型」です。残る50点が発明、発想、発見と、これらを「発信」する創造的な能力です。
学校の成績が満点でも、何も独創できなければ「50点」止まり。斬新で付加価値の高いモノを作ることができるのが、世の中で通用する人間なのです。
日産自動車のカルロス・ゴーンCEOは「三カ国を経験してそれぞれでリーダーポジションになった人が本当にグローバルリーダーになれる」と言っています。これは「リーダーは海外に行くべき」という話では決してなく、自分にはない価値観をも取り入れ、新しい概念を創り出し、それを背景の違う人に説得力をもって説明できる能力がリーダーには求められているのです。
リーダーという軸で考えた場合、学校で学べるものはほんの僅かなようです。
それは『学校』というくくりで話しているのではないと思います。
『知識』という点だと思います。
本を読みまくっているだけのリーダーではダメということだと私は思います。
本を読みまくったところでリーダーにはなれなそうです。
より多くの人たちと触れるだけでもダメです。
自分に無い価値観を取り入れていかなければリーダーとしては範囲が狭いようです。
外に出て人と会って話して、自分の価値観をぐにゃぐにゃにされる経験が必要。
以上です。