やりたいことだけやって生きていきたいなら、人の言うことは、一切、聞くな【ロボット工学者 石黒浩さんの仕事論】
を読んで
『あまりにも偏りすぎて、それは石黒さんにしか出来ないこと。
そんなの読んでも意味ないので、誰でも使えそうなのを書いてみたい。』
と思ったので誰でもこのポイントを抑えればうまくいくことをまとめてみたいと思います。
目標設定ややりたいことをやることは自分を一度マイナスにしている。
そもそも周りの人によく言ってますが、
目標設定や、やりたいことを定めるということは、
『それがないとダメ』という構造から来ているので、
一度マイナスを作るやり方になります。
目標は
目標が無いとうまく行かない、頑張らない、
と思っている背景があって、
目標がなくてもうまくいくなら目標はいりません。
目標がなくても頑張らなくても成果が出るなら目標はいりません。
ましてや、『死ぬ気でやる。』って
言葉もカッコイイですし強そうですが、
死ぬ気でやらなければ出来ないことをやっている
という背景があります。
やりたいことは
出来ていないことに対して使う言葉です。
日本語を話せる人は日本語を話したいと思いません。
出来ないから『やりたい』があるわけです。
出来ないことをやりたがっているわけです。
魚が空を飛びたいから死ぬ気で頑張る。
ということです。
結果で来たからそれは出来る事だ。ということもあり得ますけどね。
だから全員に当てはまるわけではありません。
同時に
「やりたいこと」が「出来る事だ」ということも
全員に当てはまるわけではありません。
やりたいをやれるようにして、
出来ないことが出来るようになるから
そこに『やりがい』というものが生み出されます。
『やりがい』はマイナスに一度落ちるから生まれるものです。
自分を一度マイナスに置いてからスタートしてもかんばしい成果を得ることはできません。
うまく行くにはうまく行ったことを記録し繰り返せばいい
うまく行く人は、自分がこれまでやってきたことを記録して測定し、
それを繰り返すことで『うまくいく習慣』を身につけています。
下記は松原靖樹さんのコラムからの引用です。
- 大きな成果を出したことを書き出して特徴をつかめば強みを発掘できます。
- 最も成立した営業手法を抜き出して分析すれば、営業パターンを築けます。
- 自分の時間の使い方を細かく記録して、不要を省き力の置きどころを変えるとタイムマネジメントできます。
- 売上の記録を数字やお客の支持で追って、上位1.2位に絞ればブランドの核が生まれます。
- 毎日の食事を記録して、翌日、翌々日の体調と照らし合わせると、適切な食事がわかります。
- 予想せずうまく行ったことを記録して、うまく行くものを試してみるとイノベーションが成功します。
こういう方法は全て、自分はうまくできているという前提で記録する方法です。
マイナスの世界が生まれることはありません。
『目標ややりたいことを【しなければいけない】』というマイナス前提ではなく、
『自分にはすでに【出来る事がある】』というすでにある前提です。
うまく出来ていることに集中し、
うまく出来ていないことを省く。
そうすることで自分のスタイルが強化されます。
出来る事をするのでうまくいきます。
これを定期的に行い、成果測定を続けることで自分がうまく行く方法が生まれます。
そういったことを繰り返していれば眉間にしわは寄りません。
死ぬ気でやる必要もないです。
すでに出来ていることの積み重ねなので。
勘や直感に頼ったり、誰かの成功法則を読んで真似したり、
合理的で正しそうな理屈に頼るよりもこの方法ははるかに現実的で、事実に基づく客観視点の方法です。
自分を中心に考えていますし、現実に起きたことを中心にしています。
どこかの誰かの美談を読んでもなんの足しにもなりません。
そして現在地、現実からスタートする方法です。
記録してうまくできているものとできていないものを振り分ける。
それを多ジャンルで行う。
地道で少しずつしか伸びない方法ながら、これをやっている人は結局必ずうまく行く人です。
すごい人のすごい記事を読んでいる場合じゃないです。
僕らも僕らの出来る事を積み重ねて何かを生み出したいところです。