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多くの組織が間違えるミッション・ビジョンの作り方
組織が動くミッション・ビジョンの作り方
ミッションはマーケティングから作る
ミッションを完成させる磨き方の4つのポイント
ミッションとビジョンはよく
ごちゃごちゃになりがちですが、
あくまでミッション(存在意義)が先で
ビジョン(あるべき姿)が後です。
これ、
絶対に間違えないで下さい。
ミッションが先でビジョンが後です。
6.ビジョンの原石を現在の組織から発掘する
これまでミッションを作ってきたわけですが、
ミッションはただの夢物語ではなく
現在の組織のどこかに一瞬でも存在する
ものであるはずです。
これまでお伝えしたとおりに作っていれば。
なので、ビジョン(あるべき姿)も
現在の組織のどこかに一瞬でも発揮されている
はずです。
ということで、
今の組織がミッションの一部を一瞬でも
実現している瞬間を調べます。
調べ方はミッションをメンバーに共有し
これまで作ってきた背景を伝え質問する
のがいいと思います。
「ミッションを達成している瞬間
我々は顧客にとってどんな存在か?」
色んな言葉でその姿が表現されて集まってきます。
上手いこと一つのキーワードにまとめてください。
これがビジョンの原型です。
ダイヤモンドでいうところの原石です。
我々の事業部で言うと
「相談相手」
というキーワードになりました。
7.その存在の最高ランクの表現をする
次にミッション同様その原石を磨き上げます。
方法は同じで、
その原石の方向性を維持しながら
最高ランクの言葉で表現し
しっくり来るものを探します。
ワクワクするぐらいな言葉で
表現する必要があると思います。
この時にはワクワクはやっぱり重要です。
ここまで方向を定めてワクワクを盛り込みましょう。
方向性無くワクワクだけ定めると
作ってる時は楽しいだけの
夢物語のビジョンが出来てしまいます。
その後、我々の事業部では候補を幾つか作り
メンバーの人気投票で決めました。
少し時間がかかりますが、
このプロセスは大切だと思います。
ビジョンもミッション同様
今ココにない理想を追求するわですが、
あまりにも現実とかけ離れていると
追求することに疲れたり、
そもそも追いかけるイメージすら
沸かなくなることがあります。
もちろん追いかけるべきものとして
手に届かないものである必要がありますが、
まずは現時点で、
一瞬でも発揮している理想の瞬間を探します。
それを常に発揮する。ということだけでも
理想的ですし、手に届かないあるべき姿です。
この現実と理想のバランスが大切なので、
今のところ私はこのやり方がよいと思っています。
ちなみに我々の事業部では
「日本一の相談相手」
となりました。
シンプルですが、
これまでのミッションなどの
背景が組織で共有されているので
しっくり来てますし、
これにより新たな動きが生まれるなど
事業部の多くの判断軸になっています。
次回はコア・バリューの作り方を書きます。